Plus500、2026年2回目の1億ドル自社株買い 年間還元3.7億ドル
英上場CFDブローカーPlus500が、2026年2回目となる1億ドルの自社株買いを開始。最大575万9,572株を対象とし、年間株主還元は3億7,000万ドルに達する。利益2%増に対しEPSが6%伸びた背景も解説する。
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概要:豪連邦警察がシドニーの証券会社Evolution Capitalを捜索。ASIC調査の背景、Vectionの総額2,455万豪ドルの資金調達、株価下落、AFSLライセンスを整理する。

豪連邦警察(AFP)は8月26日、シドニーの証券会社Evolution Capitalの本社を捜索したと報じられた。捜索は豪証券投資委員会(ASIC)の調査の一環とされている。
ただし、調査の詳しい範囲や容疑は公表されていない。

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報道によると、AFPはEvolution Capital本社のほか、創業者のスティーブン・シルバー氏、トレーディング・機関投資家営業責任者のメンディ・アムザラック氏に関係する住宅も捜索した。
調査は、豪証券取引所(ASX)に上場するAI・拡張現実ソフトウェア企業Vection Technologiesの株式取引に関連している可能性がある。別のASX上場銘柄についても調べているとされるが、企業名は明らかになっていない。
Evolution Capital、AFP、ASICは当初の取材にコメントせず、その後の照会でもEvolution CapitalとVectionから回答は確認されていない。

Evolution CapitalとVectionの関係は、株式取引だけではない。公開資料によると、資金調達、オプション、投資調査の3分野で関与していた。
Evolution Capitalは2025年4月、Vectionによる約355万豪ドル、当時の換算で約254万米ドルの第三者割当増資を主導した。
Vectionは1株0.015豪ドルで約2億3,667万株を発行。投資家には、株式2株につき上場オプション1個が付与された。
Evolution Capitalが受け取った報酬は、調達額の6%に当たる21万3,000豪ドルと、1,065万個のオプションだった。オプションの行使価格は0.018豪ドル、期限は2027年11月となっている。
Evolution Capitalは2025年9月2日、Vection株を「Spec Buy」と評価し、1株当たりの適正価値を0.17豪ドルとする調査レポートを公表した。
当時の株価は0.056豪ドルだったため、想定上昇率は約204%となる。
同レポートには、Evolution CapitalがVectionから金銭や企業助言、資金調達、引受業務などに関連する利益を受け取った可能性があることが開示されていた。
また、Evolution Capitalや関係者が調査対象企業の証券を保有し、レポートの推奨内容と異なる取引を行う可能性があるとの注意書きも掲載されている。
9月29日には、Vectionが1株0.06豪ドルで3億5,000万株を発行し、さらに2,100万豪ドルを調達した。
Evolution CapitalはCanaccord Genuity、Peloton Capitalと共同主幹事を務め、単独のブックランナーも担当した。この増資では、ブローカーや投資家向けのオプションは付与されなかった。
Vection株は2025年9月の増資前、複数の契約発表を受けて0.015豪ドルから0.07豪ドルまで上昇したが、その後は下落した。
捜索が報じられた8月26日の終値は0.019豪ドル。前日比13.64%安となり、出来高は552万株だった。
この株価は2025年9月の増資価格を約68%、Evolution Capitalが示した0.17豪ドルの評価額を約89%下回る。ただし、Vection株は8月上旬の時点ですでに0.025豪ドルを割り込んでいた。捜索当日の下落だけで、調査内容や不正の有無を判断することはできない。
シルバー氏については、米金融業規制機構(FINRA)による過去2件の確定処分が記録されている。いずれも今回のASIC調査とは別の案件だ。
1件目では2016年、勤務先へ届け出ず、総額600万米ドルを超える非公開証券取引に関与し、20万米ドルの報酬を得たとされた。シルバー氏は認定内容を認めも否定もせず、6か月の業務停止、1万米ドルの罰金、4万米ドルの利益返還に同意した。
2件目では、豪州の証券会社に開設した口座を申告せず、報酬や売却活動について勤務先へ不正確な説明をしたとして、5か月の業務停止と2万5,000米ドルの罰金を受けた。
ASXも2019年、シルバー氏を取締役に選任したCropLogicに対し、これらの処分をどのように把握し、同氏の適格性や経験をどう評価したのか説明を求めていた。
Evolution Capitalは公式サイト上で、Evolution Capital Securitiesの認定代理人とされている。同社の豪金融サービスライセンス(AFSL)は、ホールセール顧客を対象とした金融助言、証券取引、引受業務などをカバーする。
ASICは2025~2026年度、裁判所が命じた民事制裁金として過去最高の8億3,000万豪ドルを確保したと発表している。
また、ASICは2025年、疑わしい先物注文を十分に検知できなかったとして、別の市場参加者に388万豪ドルの制裁金を科した。ただし、ASICはEvolution Capitalの調査が同様の取引監視問題に関係するとは説明していない。
ブローカー評価では、ライセンスの有無だけでなく、対象となる顧客区分、認可業務の範囲、過去の規制処分、資金調達と調査レポートの利益相反開示も確認する必要がある。今回については、ASICが調査内容を公表するか、起訴や行政処分に進むかが次の焦点となる。
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