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概要:[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、世界的な金融システムの緊張によって各国で信用収縮が起き、経済成長の逆風になる恐れがあるとの見方を示した。 半期に一度の金融安
[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、世界的な金融システムの緊張によって各国で信用収縮が起き、経済成長の逆風になる恐れがあるとの見方を示した。
半期に一度の金融安定報告を公表し、国内の企業や家計は金利上昇に耐性を示しているが、特に建設や商業融資など一部分野でストレスが見られると指摘した。
また、豪州は世界の金融システムにおける緊張の影響を受けないわけではないが、国内銀は強固な資本を備え、収益性は良好で流動性も高いとした。
同時に「銀行にさらなるストレスがかかれば金融状況が引き締まり、借り入れコストの上昇や信用供給の減少につながる」と警告した。
さらに、インフレが持続した場合も市場は主要中銀による大幅な追加引き締めを織り込むことになり、世界経済のハードランディング(硬着陸)のリスクが高まると指摘。
「金利上昇とリスク回避の高まりから生じる金融資産や不動産の大幅で無秩序な値下がりは資金調達市場を混乱させ、一部の借り手や金融機関のバランスシートを圧迫する可能性がある」とした。
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