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概要:[ブリュッセル 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)は18日に開く欧州議会の会合で、欧州委員会が域内半導体生産拡大に向けて提案した「欧州半導体法」を承認する公算が大きい。事情に詳しい関係者が5日明ら
[ブリュッセル 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)は18日に開く欧州議会の会合で、欧州委員会が域内半導体生産拡大に向けて提案した「欧州半導体法」を承認する公算が大きい。事情に詳しい関係者が5日明らかにした。
半導体の供給網が混乱し、欧州で幅広い産業が打撃を受けたため、欧州委は昨年、米国製やアジア製半導体への依存度を引き下げることを目指して同法を提案した。430億ユーロを投じて域内の半導体産業を育成し、米国やアジアに追い付くのが狙い。
関係者によると、EU加盟国と欧州議員は18日にストラスブールで開く欧州議会の月例会合で資金面の具体的な部分を協議し、法案を承認する可能性が高い。これまでのところ4億ユーロの資金不足が議論の焦点だが、欧州委は財源の大部分を用意できているという。
関係者の話では、欧州委は当初、最先端の半導体を手掛ける工場だけに資金を回す計画だった。しかし加盟各国政府や欧州議員が適用をバリューチェーン全体に広げ、旧型半導体や研究・設計施設なども対象になった。
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