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概要:[チューリヒ 1日 ロイター] - スイスの金融大手UBSが1日発表した2021年通期決算は、純利益が14%増の75億ドルで06年以降で最高となった。デジタル化による商品拡充などでの収益目標や自社株買
[チューリヒ 1日 ロイター] - スイスの金融大手UBSが1日発表した2021年通期決算は、純利益が14%増の75億ドルで06年以降で最高となった。デジタル化による商品拡充などでの収益目標や自社株買いの拡大計画も表明し、株価は序盤の取引で4年ぶりの高値を付けた。
超富裕層の積極的なトレーディングやディールメークに後押しされた。同行がまとめた市場予想の約70億ドルも上回った。
UBSは20年11月にラルフ・ハマーズ最高経営責任者(CEO)が就任して以来初めての大規模な戦略的見直しを行い、今後数年間はテクノロジーを活用して収入を増やし、より多くの顧客にアプローチしたいとする一方で、引き続きコストを削減するとした。
自社株買いについて今年は最大50億ドルとする計画を発表し、21年に26億ドルから拡大した。通期配当は0.50ドルを提示、20年の0.37ドルから引き上げた。
一方、21年第4・四半期決算は18%の減益と、市場予想ほど大幅な減益とはならなかった。
純利益(株主帰属分)は13億4800万ドル。フランスの訴訟に関連して7億4000万ドルの引当金を計上した。前年同期はトレーディングの増加を受けて利益が急増していた。
同行がまとめた市場予想の中央値は8億6300万ドルだった。
ジェフリーズのアナリストは「21年第4・四半期の業績は力強く、全体的に良好な収入の勢いが続いているほか、コスト管理も見事だ」とした。
主力のウエルスマネジメント部門では引き続き顧客の活発な取引が見られた。融資・経常手数料・取引による収入の増加で営業利益が前年比13%増加した。
同部門には269億ドルの新規の顧客資金が流入。資産価格が上昇したこともあり、グローバル・ウエルスマネジメント事業の運用資産は前期比3%増の3兆3030億ドルとなった。
資産運用部門の税引き前利益は17%減。運用報酬手数料が通常の水準に近づいた。投資銀行部門は35%の増益。トレーディングやディールメーキングの収入が増えた。
UBSはコストインカムレシオの目標を70─73%とし、75─78%としていた従来よりも野心的な内容に修正した。普通株等Tier1(CET1)ベースの株主資本利益率(ROE)の目標も従来の12─15%から15─18%に引き上げた。
また、ウェルスマネジメント、アセットマネジメント、スイス本国市場業務での投資資産目標を4兆6000億ドルから6兆ドルに引き上げた。目標時期は明らかにしなかった。
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